ビールのスタイルは、大きく分けて「エール(上面発酵)」と「ラガー(下面発酵)」の2つに分類されます。大きくと書いたのは、「エール」と「ラガー」以外にも「自然発酵」や「ハイブリット」といものが存在するからです。
ビールは奥が深く、様々なスタイルのビールがありますが、ここでは「エール」と「ラガー」について書くことにします。
エール(上面発酵)
上面発酵は常温(18~25℃)で発酵を行う醸造法です。発酵中に酵母が浮上し、液面に酵母の層ができることから上面発酵と呼ばれます。
上面発酵で作られるビールは豊かな味わいと香りが特徴なので、じっくりと味わって飲むのがオススメです。歴史的には下面発酵のビールより古いビールです。
例としては、ケルシュ・アルト・ヴァイツェン・黒ビール・ペールエール・スタウトなどがあげられます。
ラガー(下面発酵)
下面発酵は低温(6~15℃)で発酵を行う醸造法です。発酵後に酵母が底に沈殿することから下面発酵と呼ばれます。
下面発酵で作られるビールは長期間熟成が行われ、爽快で飲みやすいことが特徴のビールです。
例としては、日本の一般的なビール・アメリカのビール・ピルスナーなどがあげられます。
飲み比べ
日本で製造・販売されているものはほとんとがラガーです。最近ではスタウトなどのエールも少しずつ王手メーカーから発売されていますが、まだまだ種類は少ないです。
いろんな種類のラガーやエールを試してみたいという人は、飲み比べセットがオススメです。気になる人は試してみて下さい。